どういったIRが伝わりやすいかの解説

最近の企業は、株主への積極的な働きかけを必要としています。その一つの活動がIRであり、投資家向けの広報活動の一環としてなされるものです。基本は、ディスクロージャーです。定性的、定量的な情報をまんべんなく公正な視点で伝えていくことが重要です。私物の情報発信ではなく、公器としての役割があることを忘れてはなりません。投資家に伝えるという視点があれば、自社のホームページ(HP)に財務情報を公開しておき経営者のメッセージを付け加えておけばいいという対応にはなりません。積極的に自社のHPに来てもらいたいといった努力をしていくことが大切です。そのために必要なのは、もっとも伝えたいことをもっともわかりやすく伝えるにはどうしたらいいかということにもっと関心を持つべきです。

もっとも伝えたいことを、わかりやすくするにはどうするといい?

従来の考え方は、表を取り入れて問題の整理をするとか、多彩なグラフを活用してわかりやすくするといった、プレゼンテーションを意識したものでした。現在もプレゼンテーションでは、表、グラフがどれだけ組み込まれているかで、わかりやすさが増し伝わることは間違いありません。ベンチャー企業の経営者は、知名度が低いことが悩みの種でした。各種のセミナーでプレゼンテーションを開きIR活動を通じて株主を集める努力をしました。自社が、どのような事業を行っているのか、事業のめざす方向はどんな形なのか、投資してもらうとどういうメリットがあるのかをグラフや表を多用して投資家たちに向かってわかりやすく説明しました。その説得力の強さに関心をもち、アナリストはレポートで紹介しました。投資家は、それを見て関心を持って、足を運んでプレゼンテーションに参加しました。わかりやすく、まとめる力は人の関心を呼ぶことに繋がります。

今や、ネットでどのように取り扱われるかがIR活動の目的

今やネットの発達にともない、企業も投資家もその存在を無視することはできなくなりました。情報発信の手段としていかに活用するかが企業のディスクロージャーの目的となりつつあります。動画を利用することも多くなってきました。ネットの活用をすることで、世界中に同時に発信されることに意味があります。思わぬ反響を呼ぶこともあります。思ってもいない投資家からの引き合いもでてきています。そのためにはホームページを国際的にする工夫も必要です。モバイル端末が主流となっていることから、タブレット端末、スマートフォンに対応できるように改善していく必要があります。モバイルでは、情報の量はおのずとコンパクトになります。そこで重要視されるのは、もっとも伝えたいことをどのようにわかりやすくするのかということです。短い閲覧で、簡潔に伝えたいことを伝える。短い時間でその企業の特徴を広く閲覧してくれた人にアピールする力です。